J.B‘LIFE

J.Bの日々連想的なブログです

高級ペットとしての性

今日は私が考える女という性について書きます

男女関わらず人によりイラっとくる内容です

基本的に私はかなり恵まれているんです

そんなことわかってます

でも生きづらい

そういう話を書きます

ここまで読んでイラっときた人はもう読まないでください

あくまで私と言う人間の考える女性性について書いていきます

 

 

私は父親に偏執的な溺愛を受けて育ちました

「可愛い」という言葉を浴びせられながら、父親の膝の中で、父親が他者に与える暴力から避難していました

家で頻繁に催された宴会でも、私は「可愛い」役でしたが、父親に「過剰な愛嬌やお酌」は禁止されていました

「ウチのJ子は酌女じゃねえからな」

が口癖でした

私は父親の庇護の元、ふんぞりかえっていました

 

たいして可愛いわけではなく、地味で大人しく、町内の子供の中では可愛いと言われるレベルなだけですが、生きるというサバイバルの中では可愛いは私の武器でした

自分が可愛いという認知は私をうっとりとさせてくれましたし、他者にも有効な力を持つことを幼い頃から私は知っていました

父親は私にその他の能力は全く求めませんでしたし、私もほややんとしていられたら不満はありませんでしたが、私に自我が芽生えると、私の自我は父親の邪魔でしかないようでした

買った漫画は破り捨てる、借りた漫画は庭で燃やす、成績は伸ばさないよう塾には行かせないetc…

まぁいい、まぁいいんです

図書室も図書館もありましたし、貪るように本を読みましたから…

 

 そして、家の外では高校卒業までの間に、小学生=担任から放課後残されて下着に手を入れられる、中学生=体育教師から2人きりにされ目の前でブラジャーを外すように怒鳴られる、同級生が家の周りを徘徊する、高校生=同級生家の周り徘徊、盗撮される、アイツは歳上としか付き合わないと噂される、本屋でスカートの中に頭を突っ込まれる、などのことがありました

 

しかし、やはりある一定の外見を持つことをやめようとは思いませんでした

税金のようなものだと思ってたんです

「女の子で得をした分の税金」

私の高校の成績はオール5です

担任の先生が他の教科の先生にかけあって成績を変えました

私の地理の成績は点数的には赤点でしたが、1番前の席で、みんなが問題を解く間、先生とお話しをすることで5になりました

 

でも高校を卒業する時、私の進路はありませんでした

私は大学進学を希望してましたし親も了解していたはずが、大学進学も無料の予備校も就職も、父親が全部潰しました

私は身体を壊し歩けなくなり、激痩せしていきましたが、どうしようもなく、結局卒業した公立高校の事務員の仕事を先生が急遽用意しました

先生は夜8時に母に電話をかけ「父親に相談せず今すぐ返事をしろ」と言ってくれました

たぶん先生方は私の家庭状況を知っていたのでしょう

父親が私を家に閉じ込めようとしていることは、当たり前の秘密だったのでしょう

「学校で働いてる間に大学受験してもいいし、就職先を決めてもいいから」

と今考えても有り難すぎる待遇をしてくれました

 

そのあと私はある会社の社長秘書兼総務という仕事にスカウトされ就職しました

コレも父親は潰そうとしましたが、父親の勤め先の関連企業だった為、なんだか分かりませんが「自分の力で就職させた」という謎の物語をつくり無理矢理納得させてたようでした

 

長くなりますね

私の人生全てにオンナはまつとわりついてきます

 

社長秘書は私にあっていました

そのあと某慈善団体の秘書を勤めますが、

①外に出して恥ずかしくない外見

②男に媚を売らない品格

③滲み出るマナーと教養

が必須アイテムだったと思います

それらは私が幼少期から父親に求められた「可愛い」にも通じているように感じました

 

そして私は会社でも謎の人気を持ちつつ、わけわからん26上の男と結婚します

父親から離れるには充分な威力を持った人でした

何しろ父にナイフを向けましたからね

学者と医者の家の息子でした

頭はバツグンによいサイコパスでした

 

そして私は彼のことを盲信したままボロボロになって行きます

 

宇多田ヒカルの歌「俺の彼女」の歌詞を引用します

《俺の彼女はそこそこ美人 愛想もいい

気の利く子だと仲間内でも評判だし

俺の彼女は趣味や仕事に干渉してこない

帰りが遅くなっても聞かない 細かいこと

あなたの隣にいるのは 私だけれど私じゃない

女はつらいよ 面倒と思われたくない

俺の彼女は済んだ話を蒸し返したりしない

クールな俺は敢えて聞かない 余計なこと

あなたの好みの強い女 演じるうちにタフになったけど いつまで続くの?狐と狸の化かし合い

本当に欲しいもの欲しがる勇気欲しい

最近思うのよ 抱き合う度に

カラダよりずっと奥に招きたい 

招きたい カラダよりもっと奥に触りたい触りたい 》

 

本当にこの通りでした

この歌は私がこの男性と離婚して10年くらいしての発売だと思いますが、この通りです

 

結婚だけではありません

 

私がずっと求められていた高級ペットとしての女性像だと思いました

 

バツグンの美女は要らないんです

従順で大人しく、そこそこ美人

間違っても不倫したり逃げ出したりしない

いつも飼い主を崇めるようなオンナ

 

私はその役が上手でした

今でもやろうと思えば上手です

いま非常事態が来て、やる必要があれば躊躇なくやるでしょう

 

私のオンナの部分は、私を生かしもし、私を傷つけもしました

私はオンナを嫌悪してます

でもオンナにすがってもいます

 

中年になればどうでも良くなるはずで、だいぶ薄れましたがゼロにはなりません

まだなってません

 

真剣に考えました

私はどうなりたいのか?

生きることが保証されたら、私はどんな性をいきたいのか?

 

私は私を好きになりたい

私が好きな私を探したい

 

46にもなって片腹痛いですが、私は自分を楽しむ時間を今まで持っていませんでした

 

だからいま、私は自分が好きな肉体を作っています

好きな歯、好きな肌、好きな服装

そう、自分に恋したナルシスのように、ひたすら自分に向き合って、自分とセックスしてるんです

 

昨日私はこんなツイートをしました

《女性である事は大好きです
でも女性だから身を守らなきゃいけなくて、早く結婚したり合間を開けず再婚したのは、素早く男性に守られることで様々な誘いや被害から自分を避難させる為でもありました

気がつけば中年で、女を謳歌した事もなく中年になり、たまに女を匂わせる自分に激しい嫌悪を覚えます

男性だったらこんな思いしてないだろうなと思いながら、社会的に男性にかけられた重圧に耐える自信はない
結局はアンビバレンツな自分を抱えたまま、おばあちゃんになるんだろうなと、まだ割り切れないまま生きていくと思います》

 

「二回も結婚して、十分オンナを謳歌してるじゃないですか?」

 

昨日そんなリプをもらいました

 

おまえに何がわかる?私の何が分かる?

 

わかりゃしないんです

私が他者を理解出来ないように、私のアンビバレンツな分裂した感情なんて、わかるわけがない

私の努力も苦しみも、わかるわけがない

 

私はずっとオンナです

オンナなまま、女を嫌悪したり利用したりしながら、ズルく生きていくのでしょう

 

少し前の日本なら、オンナは売られていたわけで

家畜よりましだと言われたらそれまでですが

いつか誰かのペットじゃない私になってみたいです

私が強くなればそうなれるような気もします

 

私は頑張ることは得意ですから、たぶん頑張ります

新しい私、ブランニュー自分

そんなこと言いながら死ぬんでしょうね

 

私は一生オンナという性と格闘していくしかない

だけどそれも人生です

 

何度か生き延びたこの命の先に、自分が統合する未来があることを軽めに祈ってます

 

※まとまらない長い話を最後まで読んでいただきありがとうございました